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最強のナビはどれ?!交通・ナビアプリ比較!

2012年11月20日

最強のナビはどれ?!交通・ナビアプリ比較!

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車二台で同じ目的地に行くのに、片方はカーナビ、片方はナビアプリを使用したことがありました。同じ時間にスタートしたのに、カーナビ使用車は渋滞につかまったために、アプリ使用車と比べて到着するのに1時間半遅くなりました。

このように、リアルタイムで地図や時刻表が更新され、渋滞情報も手軽に見られるナビアプリはとても注目を集めています。

これからの行楽シーズンにも活躍間違いなしのナビアプリを4つ比較してみました!

 

今回、比較するアプリは下記の4つです。

・『マップ』
・『マイマップ+』
・『Googleマップ ナビ』
・『NAVITIME』

実際に四ツ橋から「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田店」まで歩いてみました。

ナビアプリ比較

 

1. アプリで表示されている所要時間

各アプリでほぼ同じルートが示されていたものの、入り組んだ道などで差が出たようです。

端末アプリ名所要時間(距離)

iPhone マップ 39分(2.7km)
マイマップ+ 40分
Android Google マップ ナビ 43分(3.6km)
NAVITIME 40分(3.3km)

 

2. リルート(再検索)

わざとルート案内からそれた時にどういった挙動をするかを調べてみました。

端末アプリ名リルートをするか

iPhone マップ しない
マイマップ+ 手動
Android Google マップ ナビ 自動
NAVITIME 自動&手動

 

3. GPS精度

特にAndroidは端末の性能差によるものが大きいですが、GPS精度も測ってみました。高速道路や地下、高速道路の近くでは大きな差が出ました。

端末アプリ名精度

iPhone マップ 良好
マイマップ+ 良好
Android Google マップ ナビ 普通
NAVITIME 悪い

 

4. 地下通路

大阪の入り組んだ地下通路に実際に潜ってみました。『Google マップ ナビ』では、どの出入り口を使うかまで案内してくれました!
が、端末自体のGPS精度のために地下では上手く現在地点が取れず、ナビを使って歩くことはできませんでした。

端末アプリ名精度

iPhone マップ 非対応
マイマップ+ 非対応
Android Google マップ ナビ 対応
NAVITIME 非対応

 

各アプリの所感

・『マップ』

ナビとしてはほぼ使い物にならなかった。実際の場面で使える機能はほとんどなく、iPhoneでのナビ利用に挫折しそうになった時、ふと地図ソフトの特集「iOS6のiPhone標準地図はさようなら!無料で使える便利地図アプリをご紹介します。」を思い出した。その中でチラッと紹介されているiPhone最強の地図アプリではないかと密かに利用していた『マイマップ+』を同時並行で試してみました。(細かな機能についてはアプリレビューをご覧ください)。

 

・『マイマップ+』

 

『マイマップ+』は基本的に、iPhone標準の地図を強化する役割を担っています。結果としては、「自動リルートできない」「地下通路には未対応」ということで、標準のiPhone地図を使う限りナビにはならないという結論になります。

しかし、このアプリはgoogleストリートビューに対応しており、道に迷った時は強力にサポートしてくれる。また実は、標準地図とgoogleMapを切り替える事ができるので、あっという間にgoogleMapナビの機能、性能を利用する事ができるのだ!ぜひ一度お試しあれ!

 

・『Google マップ ナビ』

『Googleマップ』で検索した結果から経路のナビゲーションへとシームレスに使えるところがポイント高いです。
しかも、Android 端末なら最初から入っているアプリでもあるため、利用する前の設定や会員登録などを行う必要がないため気軽に使えるのがニクイところですね。
ココだけ iPhone に勝てます(笑)

さて、音声検索で目的地「ヨドバシカメラ梅田」を検索します。
現在の位置(エクストの所在地)を GPS で取得し、四ツ橋筋を北上して大阪駅の中を通り抜けるという、自身の経験的にもほぼ予想通りのルートになりました。
徒歩およそ 43分、3.6km の道のりです。

『Google マップ ナビ』を開始して歩き出してみましたが、よく見ると四ツ橋筋の車道を挟んで向こう側の歩道上にナビのルートが描かれていました。
まぁここはご愛嬌。方角が同じなので無視して歩き出します。

本町の中央大通りをこえ、本町通りを右折してみることにしました。
カーナビならば“リルート”してくれますが、果たして『Google マップ ナビ』はどうでしょうか…。

最初に表示されたルートからずれて 1~2分ほど歩いたところで“経路の再検索中…”と反応し始めました!
他のナビアプリよりもいち早く反応したのは嬉しかったのですが、元のルートである四ツ橋筋に戻るように矢印が反対方向を指してしまいます。

その指示を無視して御堂筋まで出てきてから、ようやく観念したのか御堂筋を北上するルートを指すようになりました。
車の場合は、御堂筋は南行きの一方通行なので北上することは出来ませんので、千日前を回って堺筋を北上するルートになります。

淀屋橋から北新地へと逸れてみると、やはりルートが再検索されました。

ところが、JR の北新地駅が在る地下に入った途端、“屋内通路の階段を上る”という表示になり「地下でもイケるやん!」と喜んだ矢先に“GPS を測位しています…”という表示になりナビが出来ない状態に。

GPS を正しくキャッチできたのは、地下道内に地上まで続く吹き抜けがある広場だけでした。

目的地が見える地上まで上がるとリルートされて、地下の通路を指示するようになりました。

結局、目的地に到着するまで地下通路からルートが変わることはありませんでした。
自身が歩いている地上の道の下に地下通路がある場合は、そちらが優先されてしまうようです。
感覚的には、大阪駅前の道路を跨ぐ陸橋の方が近いと思えるのですが、地下へ誘う(いざなう)のは何か意味があるのでしょう、きっと(笑)。

 

・『NAVITIME』

アプリで表示されている所要時間は40分でした。『NAVITIME』では徒歩の「標準」を時速5kmで算出しているようです。検索条件から「ゆっくり」や「速く」に変更できます。

ルート案内の道順からそれた時のリルートは自動でされますが、「リルート」ボタンでの手動更新も可能です。

端末自体のGPSが良くないからか、高速道路の近くや高架下は道一つ分ずれていました。

地下通路はとれていません。端末の性能のせいかは不明ですが、公式で地下通路対応の情報がないのでそもそも対応していないようです。

全体的にデータが重いです。スクロールして現在の画面から少しでも動くと地図が一瞬消え、読み込みに時間がかかっていました。
また、移動中に一度「データの取得ができません」と中断され、アプリを再起動すると会員IDの紐付けからやり直す必要がありました。

一つ気になったのは、時々、建物の情報が違う点がありました。
画像はデイリーヤマザキの目の前に来たところです。建物の位置関係が少し違います。

しかし、ナビアプリの老舗だけあって過去に入力した履歴からの検索や自宅、My地点の保存、スポット検索など便利な機能が豊富です。
また、このアプリの最大の特徴である徒歩、車、電車を併用した検索ができる点が良かったです。

 

総評

『マップ』は目印となる建物がないため、知らない土地を歩くには頼りない印象でした。今回の実験で試した端末の中では、iPhoneのGPS精度が最も優れていたため残念なところです。

その点、『マイマップ+』はストリートビューの写真を見れたり、Googleマップに対応していたりと『マップ』の弱点を補ってくれます。「Google マップ ナビ」の機能も使えるため、乗り換え案内をサポートしてくれるのも嬉しい機能です。

『NAVITIME』はデータが重いことと、お店の位置が違う箇所がいくつかあったことが気になりました。しかし、My地点や自宅など細かな検索設定を保存でき、お店の情報量が多く、時刻表や複数の乗り換えに対応している点などとても便利です。

今回は『Google マップ ナビ』が一番安定していました。iPhoneの『マイマップ+』も「Google マップ ナビ」の機能を使用したので、使いやすさ、正確さの点で勝っていました。

端末アプリ名おすすめ度

iPhone マップ ★☆☆☆☆
マイマップ+ ★★★★☆
Android Google マップ ナビ ★★★★★
NAVITIME ★★★☆☆

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